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 遊びを詰め込んだ封筒、お手元に届いていますか?

 動画「遊びのレシピ」で紹介した遊びの中から、ピックアップをして届けします。

 動画の解説を参考にしながら、作って、飛ばして、動かして…楽しんでほしい。

材料セット
 #05「くるくるメガネ」
 #30「トントン相撲」
 #32「イカ飛行機」
 #37「はらぺこあおむし」

歌詞カード(まもなくカラオケVer.もアップされるとか!)
 #17「ウクレレ隊(1) 小さな世界+切り紙」
 #22「ウクレレ隊(2) 鯉のぼり+折り紙」
 #27「ウクレレ隊(3) 幸せなら手を叩こう+仕掛け絵本」

(#の番号は、動画タイトルに付した通し番号)

 自身で作るのはまだ難しくても、それに夢中になっている大人の手元を、ワクワクしながら覗き込んでいる、そんな姿が目に浮かぶ…。そして何より、出来上がった作品で一緒に遊んでほしいのです!

 そして、もし気が向いたら、作品画像を「遊びのギャラリー」へ…保育園にメール添付か、お知らせしているデータボックスへどうぞ。

 Stay Homeの人へ、Stay Seibiの人へ
 声を交わし合う日を…待ちわびながら。

それは、遊びの…

保護者のみなさんへ

準備期間を経て、いよいよ…

これから数日の間、じっと耳をすませていて下さい。

きっと何かが…起こるはず…

〜 園だより「ひぐらし」5月号として

 緊急事態宣言の後、登園自粛期間に入った翌日のこと。

 私たち職員のもとに、たくさんのお手製のマスクを届きました。在園家庭のおばあちゃんと、そのお友だちのご近所のお寿司屋の女将さん、お二人の労作。何十枚というその量にも圧倒されたのですが、その一つ一つが丁寧に包装され、サイズや宛名のシールまで施された、まるで売り物のような出来栄えなのです。

 ああでもないこうでもないとアイデアを交わしながら、楽しげに、でも真剣な眼差しで作業を進めるお二人の姿を想像して、一緒に元気もいただいたような気持ちになりました。

 そこに、

はじめての挑戦でしたので それぞれに個性がありますことを ご了承くださいませ。

 と始まる、1通の手紙が添えられていました。結びには、

必要な方に…必要なところに…届きますように

 と。そして紙面の上部に、青いペンで記されたタイトルが…「ふぞろいのマスクたち」。

 なるほど。

 このチャーミングで、少し懐かしいネーミングに思わず頬を緩めた私たち。そして、柄選びに気を取られている若手職員たちに、「この洒落、わかる?」と問うも、見返す表情には、「それが何か?」といった文字が。こうやって世代間の分断がさらに深まっていくのもまた、このコロナ禍というものでしょうか。

 (マスク、手袋、アルコールなど、他にも多くの方に寄付いただきました。この場を借りまして、深謝。)

 登園自粛期間に入り、平日の平均で2割ほどの出席率が続いています。つまり、登園している子どもたちも、他者との接触がほぼ8割減、同時に感染リスクも大きく低減できているはずです(これは私たち職員にとっても同様です。)。
 これは、保護者のみなさんが達成してくれたことなのです(けれど、ありがとうは言いません。(^_^)/ )。

 そして、出勤をせずに済んだ職員は、我が子を登園や学童通所させずに済みますので、次はその園や学童職員の出勤が減り、その子どもたちは3密を回避でき、結果、その子たちが通っていた施設も、3密が大きく低減されていくわけです。

 まるで「風が吹けば、桶屋が儲かる」ように、私たちはつながりあって、影響を与えあって生きていることを、今回ほど実感したことはありません。

 先日、まずは八王子市の登園自粛の延長が、続いて国の緊急事態宣言の延長が決定しました。やっとたどり着いたと思ったら、道はまだその先へと続いていた…そんな気分です。
 「感染拡大は緩やかに減速している」との説明を聞きながら、少し緩んでしまいそうな心を、次は一体何で奮い立たせていけばよいのでしょうか。

 そこで、私からみなさんに、投げかけたいことがあります。

 「ただただ、医療現場など最前線で頑張ってくれている人たちを支えるために」

 そう考えたら、私たちは、もう少し頑張れはしませんか。

 ことの事態はある意味では単純で…退院する人数より、入院して来る人数の方が、まだまだ多いというのです。ここを解消しない限り、医療従事者たちの困難は終わらないし、コロナによるこの危機は去らないのです。

 今は、メディアや通信技術の発達で、かつてより、ずっとたくさんの情報を手にできるようになりました。東日本の震災の時も、その生々しい惨状を様々な報道や映像を通して、私たちはそれを目の当たりにすることになりました。そして、その悲惨さ深刻さというものを、十分ではないにせよ、離れた場所に暮らしながら感じることができたように思います。

 しかし、今回一番の惨状であるはずの医療機関の内部の様子を、人の生き死にの現場を、克明に見聞きすることなどできるはずもありません。すぐそこの病院の中で起こっていることなのに、その深刻な状況や、従事する方々の奮闘や苦闘を垣間見ることが叶わない。なので、その危機感やその重圧を、私たちは中々思うように共有できないというのが、この災害の特殊性だと思うのです。

 だから、この爽やかな五月晴れに抱かれながら、一見穏やかに続く自粛生活の効果や、反対にそんなつもりもない私たちの身勝手な行動が、どんな惨状につながり、どんな影響を及ぼしているのかが、実感しにくいのです。
 そして、それがわかる瞬間というのは、いきなり当事者であるという点が、今回の怖いところ。

 だから今、私たちに本当に必要なのは、忍耐や我慢ではなくて…「想像力」なのではないでしょうか。医療機関を始めとした、私たちの生活の「安心(基盤)」を支えてくれている人たちの「今」は、実は私たちの行動としっかりとつながっていること、そして、私たちの行動の結果なのだということを、精一杯、想像してみてほしいのです。

 そして、そこで頑張ってくれている人たちを、保育園としてサポートできること、それも、私たち保育者の誇りなのです。

 だからもう少しだけ、Stay Home & Stay Seibi

 このコロナ禍とは関係なく、平時、世界では、毎日数千人の子どもが肺炎で命を落とし、毎日数千人の子どもが、感染症で命を落としています。毎日です。

 地球規模の格差によってアフリカ南部、南アジアなどに偏るこうした状況に対し、普段、一定の関心にとどまる先進国の首脳たち。それが、自分たちに問題が降りかかるやいなや、こんなにも顔色を変え懸命になるものなのか…今の各国の騒ぎを揶揄する声も聞こえてきます。

 このひと月は、私たちの「想像力」が試されるひと月です。

 この窓の向こうに広がる、抜けるような空の青さを、最前線で頑張ってくれている方々へ捧げます。それぞれが、それぞれの場所で、それぞれの思いで見上げる、私だけの空ではないけれど。

園長 折井 誠司

保護者のみなさん

みなさんの遊びの様子やメッセージを投稿できるページを用意しました!

造形作品、手遊び、ダンス、クッキング、お散歩…さらには遊びの様子やメッセージなど、なんでも構いません。
現在、好評?配信中の動画「遊びのレシピ」による作品も、見れたら嬉しい。

誠美お得意の「今の思いの表現」を、画像や動画で交換できたらと考えています。

後ほどアドレスを送信します。アドレスを知っていれば、アクセスできるページではあるので、そのことをご理解の上ご利用ください。

  • 不特定多数にアドレスは告知しないでくださいね。
  • ちょっと不慣れな方は、顔出しNG、ファーストネーム、ニックネーム、匿名も歓迎ですよ。
  • 動画も可能です。
  • 静止画で、手書きメッセージを撮影してくれてもいいかも。

はてさて、どんなページになっていくのか…それは、あなたのアイデア次第!

先週末のNHKスペシャル、見ていただけたでしょうか。(お子さんのいる中、この時間の捻出だって大変!?。)
私たちが、こんな繋がり方で、もう少し会わずにいることが、今、最前線で頑張ってくれている医療従事者の方々ためにできる、せめてものことかもしれない。

保護者の方の中にも、そして皆さんや私たち職員の家族にも、、、そんな頑張ってくれている人たちがいます。

番組にも出演されていた医師、今村顕史氏の放映後のツイートです。

生放送が終わりました。

時間の関係で伝えられたなかったのですが、実は最後のメッセージがありました。放送をみてくれた方々へ、そのメッセージを少し内容を加えてお伝えしたいと思います。

最前線で戦っているのは、医療者だけではありません。入院してきた患者さんの多くは、「自分がまさか」と思っていた人です。

みなさん1人1人も最前線にいる。それがパンデミックなのです。

我々は、この長いトンネルを抜ける最後の時まで、一人の命を救うために診療現場を守っていきます。

みなさんは、自分と身近な人の命を救う行動をとってください。一人一人ができることを考えてください。その中でも、協力しあうこと、助け合うこと、この大切なことを絶対に忘れないでください。

保護者のみなさん

プロジェクト第一弾。
登園自粛をしている在宅家庭に向けた、「遊び」をテーマに、お手製の動画配信をスタートさせます!

後ほど、アクセス先を一斉送信します。

もちろん、そんな動画コンテンツ、山のように見つかるはずですが、私たちが登場するだけで、ちょっと気分が変わりませんか?出会わなくても、なんだか、繋がっているような感じ…しませんか?

それをもっと感じたくて、本当は、ライブ配信!といきたいところだったのですが、決まった時刻に保育を離れる約束はできず、かといって、外出自粛の今、そのための人員を出勤させたら、本末転倒。

なので、そこは少し諦めて、隙間の時間で撮りためながら、動画を配信していくことと相成りました。様々な「遊び」や「食事」「保健」のレシピを、当園自慢の個性あふれる講師陣が、実演付きでお伝えしていきます。

ただでさえ、メディア漬けになりがちなこの自粛期間。
そこにまた、私たちが動画を重ねていくことに、実はかなりの葛藤はあるのです。でも、対面せずに繋がるための方法は、これ以外に、すぐには思いつかなくて。

だから、お願いがあります。

この動画の視聴は、できたら親子一緒に。

そして、ひと通りの視聴に満足したら、次はパソコンを閉じて、お互いの顔を見ながら、遊びを続けて欲しいのです。1日に何度となく、思い出したように、こんな遊びや活動に誘ってみて欲しいのです。

毎日、少しずつ動画を追加していくつもりです。
なので、動画の下に、ちょっとコメントでも残してくれたら、私たちも元気になります。

会わないことが、支え合うこと。
会わないために、繋がっていたい。

この大いなる矛盾と向き合う中で、これを、役立てて欲しい。

行動を変えるという力が

保護者のみなさん

先週の月曜日は、95名の登園があったのですが、緊急事態宣言を経て、先週末は39名までになりました。

けれど、「ありがとう」は言いません。(^_^)/

土曜日の夜、NHKの番組で、新型コロナウイルスの感染拡大阻止を担う「対策チーム」の苦闘を追った番組を見ました。それは、いつも政府や東京都等の記者会見でお見かけする、専門家の方々が、まさに今、果てなき戦いに挑んでいる姿でした。

総理の言葉にもあった「人と人との接触を8割減らす」という目標は、その対策チームの分析から導き出されたもの。このひと月、みんなでここを頑張れば、感染者数が激減するという試算なのです。

これは大人の場合、それが可能な職種であるなら、テレワークさえ実施できれば、それだけで、かなりの部分が達成されることなので、だから盛んにテレワークの要請があるのだとわかります。学生、そして子どもたちも同様なので、休校、登園自粛が必要なのです。

では「登園が必要な家庭」は、と考えると…当園の場合は、登園人数が、95名から39名に減りました。各クラスで平均的に同じ割合で減ったと考えれば、登園している子どもたちも、人との接触を、およそ6割減らせたということなのです!

これは、すごいことです。登園を自粛してくれている皆さんが、これを実現しているのです!

それでも、まだ2割足りない…

ここは、やはりみんなで目指していきたい。「私」ができること…小さなことでもいいから、行動を変えていくこと…そのプロセスが大事。いつも私たちが保育で大事にしていることと、何も変わらない。

それが、今、社会を維持するために、最前線で頑張ってくれている人たちを、支えることになるのだから。

「ここからは、地域の中で、なすべきことを考えていくこと」
対策チームのリーダー、押谷氏の言葉が印象に残りました。

(追伸)
再放送もあるようです。
4月16日(木)午前0:50~午前1:55(65分) (NHK総合1・東京)
NHKスペシャル▽新型コロナウイルス瀬戸際の攻防~感染拡大阻止最前線からの報告

緊急事態宣言の後で

園だより「ひぐらし」4月号 <後編>として

本日の登園人数、50%を切りました。
おかげさまで、3密が1.5密くらいにはなったでしょうか。

けれど、みなさんに、「ありがとう」は言いません。

だってそれは、保育園のために登園を自粛しているのではないのだから。子どもたちの、そしてその家族の、さらには地域の人たちの…「命」のために行動を起こしてくれたのだから。

おかげで、少しばかりスペースに余裕ができたので、子どもたちの昼食もそして午睡も、互いに距離をとって、過ごすことができるようになりました。これで-0.5密くらいは稼いだかな…残り1.0密。

さらに、お仕事やご家庭の調整をつけていただくうちに、だんだんと、もう少し小さな集団になっていくのかなと予想しています。

そして、医療、物流、対人支援、ライフライン、食品、販売などなど、今まさに最前線で奮闘してくれているご家庭が、当分の間、我が園の主人となってくれるのでしょう。

そんな、今だから…そうした「お休みできない家庭」を、私たちは精一杯応援していきたい。

だから、胸を張って、門の扉を開けてほしい…もう半分以上の家庭が、こうして、1.0密になるくらいには、子どもたちの環境を整えてくれている。

それでも職場へ向かう時は、まだ後ろ髪を引かれる思いだろうけれど、この場所は私たちに任せて、その代わり、今のこの状況を、まだ見えない出口へと、つないでいってもらえないだろうか。

だから、言わせてほしい…登園してくれて「ありがとう」

園長 折井 誠司

緊急事態宣言を前に

園だより「ひぐらし」4月号 <前編>として

明日の4月7日、東京を含め7都府県に緊急事態宣言が出されることが決定しました。

それを受け、八王子市からも明日以降、保護者宛に登園自粛をお願いする通知が出されるとの連絡がありました。

3月の自粛の通知は「休校に伴う保育体制の維持」が目的でしたが、今回出される通知は、「子どもを登園させること自体に感染のリスクがあるため」という目的に広がるとのことです。保育園はその特性上「3つの密」のど真ん中に存在します。今、子どもたちのために、どんな行動を取るべきなのかが問われているのだと思うのです。

そこで、お願いがあります。
それは、みんなで少し、行動を変えていきませんかという投げかけです。

自粛は「協力のお願い」の域を出ません。そして、日本中で、この自粛の声がかかるようになって、ひと月以上を過ごした結果が今です。決して、好転しているとは言えない状況です。

今回の緊急事態宣言ですら、罰則もなく要請や指示の範囲を出ないのが、私たちの国の法律。でもそれは、強制されるのではなく、自らの判断で望ましい行動を選んでいけるという、私たちが本来持っている市民性、国民性がなせる技だとも思うのです。

ぜひ、明日、みなさんそれぞれの職場で、登園しなくて済むための可能性を、探ってみて欲しいのです。少し大げさでも、やりすぎかなと思っても…よいのではないでしょうか…その結果、少なくともこの保育園に関わる誰ひとり、感染者が出ない…それ以上にハッピーなことはあるでしょうか。もちろん、お仕事の内容によっては、どうにもならない場合があることは当然です。私なりに何ができるのか…それで十分です。

当園の職員にも高齢者はおります。職員の子どもたちの感染リスクも、可能な限り下げてあげたいとも思っています。緊急事態宣言が出ても、私たちの行動が変わらない限り、なんの意味もない。

今回のコロナウィルスとの格闘を通して、色々な意味で、やっぱり社会は繋がっているんだということを実感しています。みんなで足並みを揃えなければ、変えたくても、その行動を変えることが叶わない人たちもいるのです。

仲間のため、他者のために、ヒトは行動が起こせるのか…「症状が出ないこともある」という今回のウイルスって奴に、まさにそこを試されている気がするのです。

園長 折井 誠司

 薄く雲のかかった、少し肌寒い朝を迎えた卒園式。いつもなら、無理をせずに室内開催へ切り替えるのですが、新型の感染症への配慮から、今回は迷うことなく、園庭での開催を決めました。

 会場は、毎年バルーンアートで装飾。U字型磁石を模したアーチの上に救護用はしご車、その両脇には、野菜を手にしたゴジラと恐竜…この奇妙奇天烈なモチーフたちは、実は、卒園する子どもたちと、今年一年を振り返りながら、様々な活動の思い出から拾い上げたもの。

 もともとが、こじんまりとした、内々の会なので、例年とあまり変わりのない雰囲気で進む式を、後半は、柔らかな日差しが包んでくれました。

 式の終盤は、保護者のみなさんと一緒に、ギターをかき鳴らし、歌って踊って、最後に紙飛行機まで飛ばして…これも、今年ならではのスタイルだったのですが…これがなかなかいいのです。そう、この瞬間の、子どもたちの表情が違うのです。

 一事が万事、いつも通りにはいかない、この状況の中だから選んだ、新たな選択。だからこそ見えてくる発見や気づきがある…私たちは今、そんな経験をしているような気もするのです。

 これを遡ること数日前、園庭での式のリハーサルで、証書を手渡していた私の耳に聞こえて来たのは、少し遠くから響く叫び声。式台を前に、思わず顔をあげた私の、ちょうど視線の先にそびえる築山のてっぺんから、両手を口に当て、前のめりでこちらに何かを叫ぶ、年少の子どもたち。

 何事だろうと、証書を読み上げる合間に、築山の方角に耳を凝らすと…すると、聞こえてきたのです。口々の、

 「ありがとぉ〜〜〜〜〜」

 「楽しかったよぉ〜〜〜〜〜」

 の雄叫びが。さらには、証書で名前が呼ばれる子、それぞれへのメッセージが。

 年下の子どもたちに、あらたまって卒園式の意味を伝えることもないのですが、なんとなく、それを察しているのか…すると、こんな言葉が、溢れ出てくるものなのですね。

 私たち大人が掛けるどんな言葉よりも、一緒に過ごしたこの仲間たちの、こんな言葉にこそ、本当の意味と本物の価値がある…今年の卒園式のハイライトは、実は、このシーンだったのかもしれません。

 「これから、子どもの目の前に降りかかってくるであろう様々な困難を、せっせと取り除いてやるのではなく、それに向き合う子どもの傍で、励まし、エールを送り続けることが、大人、そして親の役目」

 休校や様々な自粛などで、少し息苦しく感じる今を思いながら、式辞では、こんなことをお話しさせてもらいました。

 そして、今やヨーロッパへとその感染が広がっていく中、急速に高まる自国民の不安に対して、デンマークやノルウェーの首相たちは、それぞれに、ある記者会見を行ったそうです。それは、子どもたちとの記者会見。

9歳から17歳までの子どもたちからの質問に対し首相は、ただ愛想をふりまくわけでもなく、大人の記者に対するようにキビキビと答弁していった。

 というニュース記事に、少なからず衝撃を受けた私。それは、改めて考えさせられてしまったからです。子どもを「大事にする」って、一体どういうことなのかという事を。

 少しでも、子どもに事が及ばぬように…そんな思いと同じくらい、いや、ある意味それよりも、子どもと向き合う大人としての大切な構えが、この記者会見の開催には、あるような気がするのです。

 外部との交流や、人の出入りが減り、ある種の社会的な静寂に包まれている園内に、ただただ、子どもたちの躍動だけが映し出されていくこの3月。

 卒園式も、そして園内の様々な営みも、もっともっと、子どもたちの手に、取り戻してやらなければ…そんな思いを新たにする、この年度末。 

 別れゆく皆さんに、この長き園生活を、まだ共に歩む皆さんには、この一年を…深謝。

 園庭の桜も、まもなく。

(令和2年3月号 園だより「ひぐらし」より)

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