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鎮守の杜に

IMG 3337

神社のお祭りを告げる幟が立った。
2本の幟が玄関口となり、田畑と宅地の間を抜け、今では参道らしくないアスファルトの小径が神社の鳥居まで続いていく。

住宅地の端に取り残された雑木林の中、「村の鎮守」ぴったりの小さい神社の、それほど広くもない境内の真ん中に櫓が組まれる。そして、鳥居から続くこれまた狭くて短い参道にも、入りきれるだけのテキ屋が軒を連ね、光と炎とかけ声が私たちを誘っている。
日も暮れぬうちから、哀愁を帯びたカラオケ大会が始まり、聞き慣れない演歌歌手の歌謡ショー、ど迫力の和太鼓演奏、そしてクライマックスの盆踊りへと祭りは続く。開け放たれた社の中では、氏子の重鎮とおぼしき男衆がにぎやかに酒盛りをしている。IMG 3339

住宅地に隣接している杜である。家にいても歌声もそして進行も手にとるようにわかるくらい、音量にもまったく遠慮がない。それが何だか気持ちいい。

町内会や実行委員会などで開催する地域の祭り、そしてささやかな園の祭りもいいが、神社の氏子が中心となって催される神社の祭りは、どことなく本物感が漂う。
歴史と誇りそして勤め、、、周囲に対する変な気遣いもなく、余計な気負いもなく、とってつけた理屈も無用、、、。

「お祭りですが、なにか?」

そんな飄々感、淡々感がたまらなく羨ましい。でもこれは、私の勝手な印象で、現実は違うのかもしれない。

「地域の子どもたちと毎日を生きている場所なのですが、なにか?」

そんなこと、、、言ってみたい。

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